ゴキブリが好む環境は、暖かい、湿気がある、暗い、風通しが悪いような場所です。
狭い隙間も好んで巣にします。そのため、外から入ってきていると思っていたら、実際は身近な場所で繁殖していた、という事例はよくあります。冷暖房が完備され、気密性が高い建物では、チャバネゴキブリが繁殖しやすい環境です。木造の建物は、クロゴキブリが好む環境です。
都会のチャバネゴキブリは、薬剤への抵抗性をつけている個体が多いため駆除計画が重要になってきます。発生状況に応じて薬剤を選定し、安心できる駆除計画でアフターフォローもご安心下さい。
チャバネゴキブリ
(内部での繁殖がほとんど。)
クロゴキブリ
(外部からの侵入がほとんど。内部にて卵が孵化しているなど。)
生息場所: 厨房内 / 客席側
(その他、細かい生息場所の確認)
生息状況: 部分的 / 全体
生 息 数: 少ない / 多い / 非常に多い
巣になっている箇所、清掃状況などを確認します。
緊急を要する場合は、即効性のエアゾールにて、隙間などに隠れたゴキブリを追い出し駆除します。 客席側での生息の場合や生息が非常に多い場合などに使用します。
薬剤成分がマイクロカプセル状になっており臭いがほとんどありません。残効性もあります。ゴキブリの発生箇所や通り道などの床面や壁面下部に薬剤散布して、薬剤の上を通ったゴキブリがマイクロカプセルを吸い込んで駆除されます。
※薬剤は乾きますが効果は持続します。マイクロカプセルはゴキブリ独特の器官によって、体内で弾けて駆除されます。
生息の恐れがある隙間や表面的に見えにくい箇所(厨房機器の熱源や隅や隙間、カウンター裏や棚、壁面隙間、ベンチシートの中、テーブルの脚裏側の隙間等)に施工します。
※ゴキブリが薬剤に対して食べ飽き(忌避)を起こさないために、状況に応じて使い分けをします。
基本は、年間管理です。
厚生労働省より害虫駆除業者に対して次のような指導があります。
状況を随時確認し、適切な対応をする。そして、人の健康に対するリスクと環境への負荷を最小限にとどめるような方法で、薬剤を極力使用せずに防虫防鼠管理(IPM)を行うこと。2ヶ月に1回の調査及び対策をすること。
東京都では、1ヶ月以内に1回の調査及び対策を指導しています。
「2019年12月現在」
(昔のビル管理法に基づいた年2回の作業では、現代に即していません。)
そのため、毎月定期的に状況確認を実施して、年間管理をすることが望ましいです。
ゴキブリの生息が抑えられれば、良い状況を維持するための対策、プロ(第三者)による確認を継続することが、消費者(お客様)への信頼へとつながります。